子どもの頃から、反抗を許さない母親に育てられ、ライブドア事件により服役し、SNSでは頻繁に炎上している堀江貴文さん。人より何百倍、何千倍とストレスのかかるような環境にいる中で、それをストレスとも感じさせない精神はどこから来るのか、本書から考察します。
本書の内容
本書は、堀江さんの過去の発言(メルマガ、書籍)をもとに、仕事も人生も楽しめるようなポイントがが200以上紹介されています。
・日々ストレスを感じている
・周りの目が気になって動けない
・もっとワクワクした時間を増やしたい
・モチベーションを上げたい
・悩みがあって苦しい
以上のようなことにあてはまるあなたは、読めば状況がプラスに変わるヒントを得られると思います。
ネガティブなことは考えない
〇堀江さんのメッセージ
僕にも怖いものはある。「死」がそうだ。でも、死ぬことを考えて不安になっても、嫌な気持ちになって時間を浪費するだけだ。得することなんか1ミリもない。ではどうすればいいのか。
答えは単純で、考えなければいい。実際、僕は未来のことやネガティブなことは考えないようにしている。
ここから私達が学べることは、ネガティブなことを考えない癖を作ることが大切で、余計なことにエネルギーを奪われないようになると言うことです。
〇私のネガティブが払拭された出来事
私はもともとひどいネガティブ思考で、学生時代はいつも母にグチをこぼし、うまくいかないのを人のせいにして、イライラ、嫉妬、あら探し、自己否定、落ち込みだらけの毎日を過ごしていました。しかし大学時代に友達から紹介された本をきっかけに、こんなネガティブな私は嫌だと思い、まずは次の事を実施しました。
①無理矢理にでも良いから日記にプラスのことを書くようにする。良い一日だった、で終わるようにする
②人の悪口を言わないようにする
この2つを意識しただけで、1、2年後には、全くネガティブな事を考えない、口にしないようになりました。その時点で、日記の内容も全く変わったものとなりました。考えないようにするのは難しくても、ネガティブな事を日記や口に出す機会を減らしていけば、あなたの思考の癖も変わってくると思います。
炎上さえ自分の養分にできる
SNSで頻繁に炎上する堀江さん。その堀江さんは
炎上には、情報拡散力があるし、さまざまな問題提起をするうえでも効果は大きい。僕の発信力をさらに育てるための「養分」だというくらいに考えているのだ。
と言います。私がここで思ったのは、堀江さんは自分にふりかざる状況を、『メリットだらけじゃん』と肯定化する力がある事に気付きました。もし堀江さんが炎上のデメリットを考えていたら、それはストレスでしかなく、イライラも増幅してしまうと思います。
現状をプラスに捉える考え方
服役中の堀江さんは、次のように考えていました。
「まだ1年9ヶ月もあるのか・・・」ではなくて、「あと1年9ヶ月で出られる!」という発想でいた。「刑務所にいることを考えれば、これから何があってもハッピーなことしかない」という確信もあった。
大事なのは、発想を転換し、今の状況に柔軟に自分を合わせる訓練をすること。それさえできれば、何が起きても大丈夫だし、どんな絶望的な状況の中にあっても、急に視界が開けてくるだろう。
堀江さんは、現状をプラスに捉える天才だと思いました。私の友人でも、起こした会社の仲間に搾取され、同士には裏切られたのにも関わらず、前向きに自分のできることに取り組んでいる人がいます。その友達に、どうしてそんなに前向きなのかと聞いたところ、「僕はどんな状況でも『良かった』、『ラッキー』と言ってるんだよ」と教わりました。このような接続語を使うことで、その次に私達はその理由を探そうとするのだと思います。友達の教え通り、これらのワードを使ったら、他人や環境にイライラすることが激減しました。
・電車が止まる→ラッキー!この時間で読書できる。
・予定がキャンセルになる→よかった!明日までに仕上げたい仕事を進められる!
・子どもが反抗期→おし!自分の精神力を高めるチャンスだ
と考えられるようになりました。あなたも、イラっとすることがあったら、『 ラッキー』、『良かった』と思うようにしてみてはいかがでしょうか。
今回は3つだけピックアップをして紹介しましたが、本書には200以上の、あなたの人生を楽しめるヒントが詰まっています。この本を手に取ったあなたの人生が豊かになれますように。
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