書道家、著作者として活躍している武田双雲さんの本は、友人と妹に『すごくいい本だよ!』と紹介してもらいました。今回は、苛々してしまう時に、どのように対処をしたらいいのかについてを学んでいきたいと思います。
旦那が、妻が、同僚が、『してくれない』と苛々した時の対処法
〇双雲さんの言葉
双雲さんは次のように言います。
尊敬すべき夫婦の共通点は、互いににリスペクトしていて、感謝しあっています。ある男性は言います。「だって、僕のために毎日、何十年も家事をやってくれて、話相手になってくれて、もし、僕専用で、外部に依頼したら、どれだけのコストなんだろう。しかも他の人では、務まらない信頼関係とか、数えあげたら涙が出そうなくらいありがたいです」。
ある奥様は夫に対して、「私といてくれるだけで、ありがたいんです。」みたいに、サラリとおっしゃるのです。つきあいたての恋人と違って、変なドーパミンとかで誤魔化されていない(笑)。
『してくれない』と苛々してしまったら、それを『してくれること』に焦点を変えて考えていくことで、感謝と貢献の心が芽生えるとのこと。
ゲーム感覚で生きる
〇双雲さんの言葉
双雲さんは次のように言います。
そういえば、なぜゲームの世界ではトラブルを楽しめるのに現実の世界ではトラブルを楽しめないのでしょうか。
現実もトラブルを楽しむには、トラブルが起きた時は「ゲーム開始!」と思えばいいんです。例えば、道路は大渋滞。わかりやすいトラブル発生!ドラクエのように頭の中で「ズチャズチャズチャズチャターラーラー」って音楽を流してみたりして、「よし。この渋滞を最短時間で切り抜けるぜ。ベギラマ!」って感じでトラブルを楽しむのです。
世の中は思うようにいかないことがたくさんあります。その度に苛々していたらもったいないですし、耐えて我慢ばかりするのもストレスが溜まります。だったら、「トラブルをゲームにしてしまえ作戦」です。
〇彼氏を見ていて気付いたこと
施設の子どもと、電車移動中に子どもを観察していた時のこと。
彼氏が最近携帯のゲームにハマって、1日16時間もやっていたと言います。その話を聞いて私も携帯でゲームをしてみると、ゲームだと空き時間についついやってしまうことに気付きました。やめたくても『もう一回』と思ってやめられない。中毒性のあるゲームに、恐怖心が芽生えて2日でアプリを消してしまいました。。。
ここから私は、『ゲームみたいに熱中できることをもっと増やしたり、ゲーム感覚で過ごしたら、人生もっとおもしろくなるんじゃないか』と思うことができました。
武田双雲さんは、すごく面白い方です。
目の前の好奇心を抑えられず、郵便局のアルバイトを1日でクビになる程、周りが見えなくなってしまいます(はがきの字にいちいち感動して他の人に話しまくっていた)。でも、それでいて落ち込むことは全くない。その自己効力感の高さにも、好きな事に熱中するすばらしさにも惹かれます。
毎日が苛々してしかたない、もっと1日1日を楽しんで生きたいと思う方に、お勧めの一冊です。