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頑張れない人たちが評価を上げ、やる気を上げるために必要なこととは

今回は宮口幸治さんの著書『どうしても頑張れない人たち』を参考にしています。宮口さんは立命館大学の教授であり、それ以前は精神科病院医療少年院に勤務された経験があります。

宮口さんは「頑張ったら支援する」と言う社会の雰囲気に疑問を感じ『そもそも頑張れない人たちや、怠けてしまう人たちほど支援が必要なのではないか』と考えていました。本書には、頑張れない人たちはどう感じているのか、支援者がどのように関わっていったら良いのかなどについて紹介されています。

今回は、頑張ることが難しい人が、評価ややる気を上げるためにはどうしたら良いのかについてを学んでいきます。

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人から好感を持たれるようなトレーニン

頑張ることができないたちは、ゼロの状態から頑張ることは難しいです。その理由としては、見通しが立てられなかったり、現実的な計画が立てられずに長続きしない場合があるからです。

そのため頑張ることが難しい人たちは、まず他者から好感を持ってもらうようにすることで、自己評価や自信がついてきてやる気の向上に繋がります。好感を持ってもらうことが、頑張れない人たちがやる気を上げるための手っ取り早い方法だと宮口さんは言います。

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頑張れない人たちは、頑張れない上に人から好感を持ってもらえないと、誰も相手にしてもらえず、評価もされずに自己評価は低いままで、人間関係が苦手と思う悪循環に至ります。

また認知機能が低く、空気の読めない発言がでてしまう場合があり、悪循環を加速させてしまう可能性もあります。認知機能を高めるためにはトレーニングが必用ですが、誰もが取り組めるわけではない状況の中で、対人マナーを高めることで速やかに対人関係の問題に対処でき、好感や評価を得ることができます。そしてそれがやる気に繋がるのです。

少年院や児童自立支援施設の指導の仕方

私がこの話に触れた時の大きな気付きは、少年院や児童自立支援施設で矯正教育を受ける理由が、少年院等に入所した彼らが社会で評価され、結果彼ら自身のやる気に繋げられるようにするためなのではないかと言うことです。少年院や児童自立支援施設では、挨拶や礼儀を徹底し、余計な事を言わない、生活習慣を整える等、施設の大人からしっかりと教え込まれます。それらが、彼らが社会に出た時の大きな力になることが分かりました。

むすび

幼い時から大切に育てられた人たちは、人を大切にする仕方を自然に学び、人を大切にしながら仕事をすることができると思います。しかし不適切な環境で育った人たちは、自分や他者が大切にされることを経験したことがないため、人を思いやる行動、対人マナーが身についていないことが考えられます。大切にされたと言う経験ではなく、矯正教育によってはじめて人を大切にする術を学ぶ。そして評価が上がることによってその人は初めて自分が大切にされると言う経験をすることを想像すると、本当はそう言う人たちも、大切にされると言う幼少期を過ごしてほしいと感じました。産まれてくる子ども達が1人でも大切に思われ、人を大切にする術を学んでいってほしいと思いました。

参考にさせていただいた本・サイト

どうしても頑張れない人たち(宮口幸治さん著)