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言うことを聞かないこども。何回言ったら分かるのかと言う実験の結果は?

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「何度も教えているのに。注意しているのに。この子は一体何度言ったら分かるの、、?」と思いながら子どもを養育していたのですが、今回は、言葉で説明することの難しさと、 どのように説明したら子どもが理解し、行動に移すことができるのかを学びたいと思います。 

子どもは500回伝えても分からないことも

『ビリギャル』の著者であり、坪田塾塾長の坪田信貴さんが、200人程の子ども達を巻き込んでおこなった「何度伝えたら分かるのか」と言う実験によると、言葉で説明すると、平均で532回でわかってもらえたと言う結果が得られたそうです。子どもに注意や説明をする時は、私たち大人が辛抱強く伝えていくことが大切だと言うことが分かりました。

一方、実験では、具体的なやり方を見せたグループは平均2~3回、勘のいい子は1回でわかってくれたとのことです。百聞は一見に如かず、と言うように、子どもは言葉で説明されても、イメージがわきにくい生き物であり、視覚的な情報や、イメージを付けさせることがとても重要であることが分かります。

子どもには、まずやって見せた方が良い場合もある

週末の上靴洗いを適当にやっていた子どもが、ある時から熱心に上靴を洗うようになりました。「〇〇くん、すごく綺麗に上靴洗うようになったね!」と声をかけると、その子が「〇〇さんが洗い方教えてくれたんだ」と言い、自信たっぷりに、以前より10倍くらいの時間をかけて上靴を洗っていました。

以前私はその子に対して「このブラシを使って、ごしごし洗ってね」と伝えただけでしたが、他の職員が、その子に対して「ここはこうして洗うんだよ」と実際にやって見せてあげていたのです。

 このことから私は、『子どもはやる気がないんじゃなくて、やり方が分からないストレスでテキトウになってしまうことがあるのかもしれない』と気付きました。まずは大人がやっているところを見せながら説明してあげることが大切だと言うことが分かりました。

子どもはイメージする力が乏しいと言う特徴がある

私の働く施設では、何度も道路に飛び出してしまう子どもがいました。ある日、その子がいきなり走り出し、交差点に飛び出してしまいました。私はその子に対して「本当に危ないから交差点は飛び出さないで」と伝えただけでしたが、自宅に帰り、先輩職員に事情を話したところ、先輩はその子にこう言いました。

「〇〇くんが道路に飛び出して車にぶつかるとね、足の骨が折れて歩けなくなっちゃうんだよ。それに打ちどころが悪いと死んじゃうかもしれないんだよ。そうしたら先生も悲しいし、友達もみんな悲しいよ。車とぶつかったら救急車で病院まで連れていかれて、入院してずっとベッドの上で寝ていなくちゃならないかもしれない。そうしたら〇〇くんとも遊べなくなっちゃうんだよ」

と、かなり具体的に子どもにイメージをさせる伝え方をしました。その後、この子が飛び出したり、道路で遊ぶことは極端に減りました。このことを経て、子どもにはイメージをさせやすいような伝え方がかなり効果的だと言うことを先輩から学びました。

そのため、子どもに口頭で説明をする時は、例え話をしたり、具体的に伝えることにより、イメージがわきやすくなるのだと思いました。 

大人にとっては、『なんで何回言っても分からないの・・?』と苛々してしまうことでも、造像力の乏しい子ども視点になってみると、子どものことを少しだけ理解で機、大人側も楽になるのかもしれません。