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母性とは『えこひいき』をすること

今回は、児童精神科医である佐々木正美さんの『続 子どもへのまなざし』と言う本を参考にしています。佐々木さんは、子育てを担う大人たちがどんなことに気を付けていったらよいのかや、どんな関りをすることによって、子どもは心身共に健康に育つことができるのかを教えてくれます。

このブログでは、これまで2回にわたり母性と父性について学んできました。

www.kakkoii-kosodate.info

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社会性を身に付けさせるための父性的な関りの前に、母性的な関わりをする必要があることを知りました。母性的な関わりとは、子どものことを肯定し、大切に思い、子どもが精神的に満たされる関りのことです。今回は、母性とはどのようなものなのかについてを学んでいきたいと思います。

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母性とは『えこひいき』をすること

えこひいきは、自分がその人にとって特別な存在であることを感じることができると言う関わりであることを感じました。私はきょうだいが多い家庭で育ったのですが、妹や姉に嫉妬しなかったのは、母がそれぞれの子ども達に、えこひいきをしてくれていたからではないかと思います。私はクリームチーズが大好きだったのですが、母が私のために、箱のクリームチーズを何個も冷蔵庫にストックしてくれていました。手紙交換をする時もありましたが、母は他の子ども達に対しても、特別な感情を持って大切に関わっていたのだと思います。

えこひいきで、心が満たされる

佐々木さんは、恋人間でも夫婦間でも、えこひいきがあることが、健全でいることができる秘訣と言います。辛いことがあっても、『私には、私を大切にしてくれる存在がいるから』と思えることが、心の支えになり、癒しとなります。えこひいきは、子育てだけではなく、私達一人ひとりが、精神的に満たされるために必要なことだと感じました。と言うことは、えこひいきできる関係性をいくつも持つことができれば、精神的に大きく支えられると言うことだと思います。家族だけではなく、お互いの話を聞いて、励まし合える友人関係や、同志の存在は、生きる力になるのではないかと感じました。

家庭でできるえこひいきとは

家庭でえこひいきをするためには、1対1の関りが大切だと考えられます。複数人の子どもの前でえこひいきをすると、残された子ども達は『自分が大切にされていない』と感じてしまうからです。1対1の時間を大切にして、話をゆっくり聞いてあげたり、交換日記や手紙のやり取りをしたり、一緒に遊んだり。そう言う時間が積み重なることで、子どもは自分の事を、大切にしてもらっていると感じるのだと思います。

むすび

今回は、『母性とはえこひいきをすること』と言う言葉を学びました。子育てだけではなく、人と人との関係は、お互いが『あなたは特別な存在だ』と言うことを伝えたり、あなたの事を大切に思っていると言うことが伝わる行動が大切だと思いました。『みんな平等』ももちろん大事ですが、2人の時は、えこひいきを意識して『特別』を伝えていきたいと思いました。

参考にさせていただいた本

続 子どもへのまなざし(佐々木正美さん著)