この話は、有川真由美さんの著書『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』に紹介されていました。
鍛えれば、『幸福に満たされて怒りを忘れる状態』は作れる
私はこの本を読み、随分と長く『喜びや楽しみ、好奇心、幸福感で満たされて、怒りを忘れた体験』をしていないなぁと思いました。もちろん日常的に楽しいことはありますが、満たされ続けると言う感覚は、なかったように思います。
先日、齋藤孝さんの『上機嫌力を鍛える方法』を紹介しましたが、今回学んだことも、上機嫌力を鍛える1つの方法だと思います。
何かに夢中になって、気づいたら最近苛々しなくなった、怒らなくなったな、と思うのが理想ですが、そう言う素敵なものに巡り会うのは難しいとも思います。
ですから、目の前のことを楽しんだり、自分は満たされていると思う癖をつけると、見る世界は変わってくるのではないかと考えられます。
老後を楽しめるかどうかは自分次第
以前80代プログラマーの若宮さんを紹介しました。未婚で定年退職、親の介護、親が亡くなった後は1人暮らしをした若宮さん。これだけの事実だけだと『孤独』を感じるかもしれませんが、若宮さんは孤独を一切感じさせないようなパワフルで魅力的な人生を送られています。
私はこの話を知り、『何歳になっても、それを楽しめるかどうかは自分次第、自分の行動次第だ』と思うことができました。これと同じで、今私達の目の前にある現実世界をどういう風に味わい、楽しんでいけるか、楽しみまくって嫌な事を吹き飛ばせるかも自分次第のように思います。
感情のコントロールを学ぶ価値
私は、これまでに怒らない方法、他者の苛々に引きずられない方法を学んできましたし、これからも学んでいきたいと思っています。それを学ぶことを怠ってしまい、人生の中で怒る、怒りに引っ張られると言うことが日常的にあると、とても辛いからです。
私の父は、良く怒る人でした。血だらけ、アザだらけになっている母や兄弟を見て、泣き叫ぶ家族を見て、辛い思いをしました。もう二度とに父には会いたくないと思って家を出て、それきり2年以上会っていません。以前話した、かぁちゃんさんのように、子どもとの信頼関係が築けている場合は良いです。子どももそれ程恐怖を感じないと思います。でも、子どもが怯えている状態を作り出してしまうのは、違うと思います。
感情のコントロールができないと、大切な人を苦しめます。大切な人を守るためにも、感情をコントロールする術を学び続ける必要があると私は思います。
参考にさせていただいた本
感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく(有川真由美さん著)